料理教室 初チャレンジ!!
昨日、初めて料理教室を開催しました。
キッカケは、あるイベントに参加した時に、料理ができないという話題で盛り上がりました。
クックパッドを見て、主菜と副菜を決めて材料を買うので、余った材料をどうにもできないそうです。
え?ある材料から料理を決めるんじゃないの?
軽いカルチャーショックでした。
じゃぁ、大根1本で4品作るって、どう?
と提案したら料理教室の開催ということになりました。
場所は、その方のご主人が居酒屋を経営していて、日曜日が定休日だから使っていいということでした。
なんてラッキー!!
さて、どこまで教えたらいいんだろうか?
野菜の知識、食べ方、畑の話、種の話、果ては1つを学べば全てに通ずるという話。
前日に、その方の子供さんがお友達と参加したいという連絡がありました。
小学6年生にその内容はどうなんだろうか?
まぁ、いいか。やってみるしかない!
腹を括りました。
当日、参加予定だった方が来れなくなり、その親子とお友達の3人で料理教室となりました。
小学生にもわかるような例を挙げながら、野菜の話や畑の話や種の話、そして1つが全てに通ずるの話もしました。
「何かを学ぶ時に、このことをお母さんやお友達に教えてあげようと思ったら、身につく度合いが変わるよ」
「学校で行事がある時、全体を見て自分は何をしたら喜ばれるのかがわかると、行動が変わるよ」
「例えば、この居酒屋でバイトするとします。オーダーを取りに行ったら、帰りは空いたお皿やグラスを持ち帰るんだよ。ついでに何ができるかを考えると効率がいいよ」
小学生に真剣に人生論を語る料理教室。
きっと、他にないね!
この子たちは、すごかった!!
キチンと話を聞いて実践しようとして、私がゴマの封を切ってごみを手にしていたら捨ててくれたり、自分で考えてどうしたらうまくいくかを行動で示してくれていた。
率先して行動する。
その姿に感動!!
料理の手順を説明しながら、効率化の話をしました。
同じ作業は1度にやった方が早くできるんだよ!
4品の料理分の大根を、先に全部切りました。
煮物→半月切り
グラタン→一口大
きんぴら→皮を剥いて千切り(好みで厚みを変えると食感が変わります)
太くなっちゃっても、曲がっても大丈夫!
包丁で皮を剥くのがうまくいかず、なかなか思うように動かない。
ある程度がんばった時に、ピーラーでやってもいいよ!と助け船。
これは、今すぐできなきゃいけないものではなくて、練習してできるようになればいいんだよ。
そう伝えたら、ホッとしたようでした。
実は私もホッとした。
手を切ったらどうしようとドキドキしてたから。
そんなことはおくびにも出さず、よくがんばったね!と労い次の作業へ
1、炊き込みご飯の準備
お米を研いで、メモリより気持ち多めの水を入れて、昆布と塩をパラり。
カボチャ、豆、サツマイモなどをお好みで入れると、モチモチ・ほくほくご飯になります。早炊きではなく、普通か炊き込みご飯で炊きましょう。
2、鍋に水を入れ、昆布を入れておきます。
今回は切り干し大根も入れました。
塩をパラり入れておきます。
熱くなる前に塩を入れておくと、野菜に下味がつき旨味が増します。
3、大根を煮る。
※今回失敗したのが、下茹で作業を省いたこと。
カセットコンロで水場が遠いから、いいかと省いたら少しアクが残り、柔らかく煮えませんでした。
米のとぎ汁でグラグラと2,3分煮てから、出汁で煮ましょう。
ステーキ大根用の大根も一緒に煮ます。
味付けはみりん一回しと塩一つまみ。
沸騰したら味見をしてみましょう。足りなければ足す。
薄味で煮るうちに味が滲み込みます。最終的な味を決めるのは一番最後。
4、きんぴらを作る。
フライパンに油を敷き温めて、大根の皮を入れます。
塩を一つまみして、よく炒めます。
最後に醤油をパラり。
好みでゴマや唐辛子を入れてください。
5、大根ステーキ
煮物の中から大根を取り出し、フライパンで焼きます。
焦げ目がついたらみりんと醤油を入れて、強火で味を滲み込ませます。
6、大根サラダ
残りの大根をピーラーで剥いて、塩を振り揉み込みます。
しんなりしたら水で洗い、よく絞ります。
お酢を先に少し入れて混ぜてから、お酢+マヨネーズのドレッシングを入れて混ぜます。豆腐をミキサーにかけて、豆腐マヨネーズで和えてもいいです。
好みでゴマなどを足してください。
7、グラタン
大根をフライパンで炒めます。塩を一つまみ入れます。
しめじとえのきを入れてさらに炒めて水を足します。
さらに炒めて、煮物の出汁を足してよく炒めます。
豆乳を加えて味を調えます。
米粉を水に溶いて入れます。
もったりするまで炒めたら、耐熱容器に入れ、トースターで焦げ目をつけます
さあ食べようというタイミングで、遅れて参加の友達が来ました。
みんなで、いただきます!
子供たちの感想は、
「もう1年分の大根食べたから、しばらく大根はいいかな。」
うん。こんなに大根を食べることは、そうそう無いことだね。
子供たちが遊びに出かけた後は、大人3人でスピ話に花が咲きました。
最近の気づきや、抱えていた問題点など。
本をよく読む友達は、的確なアドバイスをしていました。
悩みを言えた。読んだ本が役に立った。
お互いにアウトプットが存分にできて、満足しました。
インプットは、普段本や動画でしているけれど、アウトプットする場ってあまりないかもしれない。
こういったアウトプットするイベントを今度やってみよう。
今回の学び
1、自分の普段やる作業を、人にやってもらうには時間かかる。だから、品数は少ない方が疲れずに集中できる。
2、あとで振り返りができるように、プリントを作った方がいい。
3、料理だけでなく、仕事術や畑の話をするのは好評だった。
4、必要な手順は省いてはいけない。
5、全体的にメリハリをつける。
6、学びのあるイベントがいい。
また、次回パワーアップしてチャレンジしよう!!